【活動報告】第10回房総がんケアフォーラム
9/9は第10回房総がんケアフォーラムでした。このフォーラムは一般の方の参加者が多くこられ、医療者と一般の方が一緒に参加する機会の一つです。
記念すべき10回目のテーマは「癒しのプログラム・サイモントン療法〜がん患者さまとそのご家族(サポーター)に対する心理療法〜」でした。
講師は、NPO法人サイモントン療法協会 副理事長 田村祐樹先生です。
田村先生の穏やかで優しい声と雰囲気に包まれながら3時間があっという間に過ぎました。
はじめ緊張されていた参加者のみなさんも、講演が終わる頃には笑顔になられ、ホライゾンホールは、何ともいえないくらい穏やかで暖かい雰囲気に包まれていました。
参加者も多く、たくさんのご意見をいただきました。いくつかご紹介します。
- がんと向き合ってつらい、苦しい治療を続けていくなかで、こころの有り様がいかにたいせつになっていくか、生ききるかを学ばせていただいたように思います。
- 心の持ちようについて学んだ。喜びを口に出して語り合うことは、気持ちが安定する。
- ことばの持つ力というもの、又イメージする余裕も大切ということ。感謝する気持ちも失わずと日々振り返ることを気づかせてくれました。
- 休憩が3回は多かったかも。
などのお声をいただきました。
私事ですが、がん看護を学ぶ中でサイモントン療法に興味があり、いつか私も学びたいと想いながら15年が過ぎてしまいました。亀田総合病院で勤務するようになり、5年前からこの企画を温めており実現できたことに感謝しております。そして、多くのご参加ありがとうございました。
また来年も・・・
(千葉)
このサイトの監修者
亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一
【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和