【活動報告】7月の当科ローテーター、坂井雄貴先生(KFCTSr2)、王謙之先生(Jr2)の自由課題プレゼン

7月の当科ローテーター、坂井雄貴先生(KFCTSr2)、王謙之先生(Jr2)が8/4に研修を修了されました。お二人ともに問題意識を持ち緩和ケア研修に熱心に取り組まれました。お二人の自由課題プレゼンを簡単にご紹介します。

王先生のテーマは「What is peace?」。先生は、スライド一枚ずつ質問を投げかけ聞き手のコメントを求め、次のスライドに移り、さらに議論を深めるというプレゼンスタイル。医療を語る以前に、一人の人間としてに誰もがまず考えるべき"PEACE"。普段、仕事仲間同士でPEACEについて真面目に議論する機会はめったにないので、新鮮かつ特別な時間となりました。

一方、坂井先生のテーマは「事前指示(advance directives)」。経験症例を基におさえるべき知識や重要事項と先生自身の考察を分かりやすくお話下さいました。『先生、今日は延命治療についての私の考えを手紙に書いてきました。これでお願いします。』とある診察日に現れた患者さんに家庭医はどう対応すべきか?アドバンスケア計画(ACP)を日常診療の中でいかに自然な形で織り込めるか、先生なりの現在のお考えと課題を共有してくださいました。

熱心なローテーターは当科の宝です。坂井先生、王先生とともに私達も成長できたこの1ヶ月に感謝いたします。

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和