古代人の食事

投稿日:2023年6月19日

古代人はどんなものを食べていたのでしょうか?
骨粗鬆症はなかったのでしょうか?
ちょっと気になりますね。
縄文時代の人々は、主に狩猟や漁業、採集を中心とした食生活を送っていました。狩猟では、イノシシやシカ、熊、猿などの野生動物を、漁業では鮎や鯉、エビ、貝類などを捕獲していました。また、山菜やきのこ、果物などを採集して食べていました。
一方、弥生時代になると、農耕が導入され、米や大豆、小麦などの栽培が始まりました。また、家畜の飼育も始まり、豚や牛、馬などの肉や乳製品も食べられるようになりました。漁業や狩猟も行われていましたが、農耕が主要な食生活となりました。
もしかすると、現代人よりバランスの取れた食生活をしていたのかもしれません。
現在のような便利な機械はありません。狩猟や農作業は想像できないくらい重労働だったと思います。恐らく運動不足などという概念はなかったのではないでしょうか。
そして平均寿命は30歳程度とされています。
古代人は骨粗鬆症の心配はほとんどなかったというのが私の結論です。

亀田総合病院 脊髄脊椎外科 久保田基夫

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