ビタミンD過剰投与の副作用

投稿日:2023年6月5日

ビタミンD過剰投与による副作用が知られています。
通常の食生活でビタミンDが過剰となることはまずありません。しかし、病院で骨粗鬆症治療を受けている方、ご自身でサプリメントを服用されている方は、少し注意が必要です。
特に腎機能障害のある人は注意してください。
高用量のビタミンD投与により、高カルシウム血症(血中カルシウム濃度が異常に高くなる状態)を引き起こすことがあります。
ビタミンDは脂溶性のため、体内に蓄積される傾向があります。
骨粗鬆症治療を受けている方、サプリメントを服用されている方は、腎機能 (GFR) とともに血中カルシウム濃度を定期的(3~6カ月ごと)に測定してください。
サプリメントを服用するときは、医師や栄養士と相談することをお勧めします。

亀田総合病院 脊髄脊椎外科 久保田基夫

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