作用機序:アバロパラチドはヒト副甲状腺ホルモン関連タンパク質の一部を改変したポリペプチドである。アバロパラチドは主に骨芽細胞に発現するPTH/PTHrP 受容体に結合し、骨芽細胞の増殖や分化促進を引き起こす。
効能・効果:骨折の危険性の高い骨粗鬆症
用法・用量:1日1回アバロパラチドとして80μgを皮下に注射する。本剤の投与は18ヵ月間までとすること。
製剤学的特性:電動式注入器(オスタバロ®インジェクター)を用いて患者が自己注射する。
自己注射時にはオスタバロ®インジェクターの液晶画面に操作手順を表示する。また、投与履歴や累計投与回数、製剤カートリッジの交換等のお知らせの表示、冷所保管忘れ等のアラートを通知する機能なども備え、オスタバロ®インジェクターは患者による自己注射操作とその管理をサポートする。
なお、2022年10月時点で薬価未収載です。
<参考資料>
オスタバロ皮下注カートリッジ1.5mg インタビューフォーム
亀田総合病院 薬剤部 船木