抄読会

新年度に入っても、抄読会を継続しております。
最近ANCA関連血管炎を経験することが多いため、少し前の論文ですが、ANCA関連血管炎に対して、リツキシマブが保険収載されるきっかけになった論文をみんなで読みました。寛解導入療法で、リツキシマブvsシクロフォスファミドで、リツキシマブの非劣性を示しました。また再発症例に対しては、リツキシマブのほうが有効かもしれないという結論でした。日本より圧倒的にGPAが多く、再発症例に対してはリツキシマブのほうが効果があるかもしれないというのは、実臨床の実感でもあります。

Rituximab versus Cyclophosphamide for ANCA-Associated Vasculitis

このサイトの監修者

亀田総合病院
腎臓高血圧内科部長 鈴木 智

【専門分野】
腎疾患全般、特に腎炎、腎病理