杉原先生専攻医卒業
後期研修を終えて
上京後8年過ごした都市部を離れ、不安を抱えて鴨川に引っ越してきた3年前がつい先日のことのように思い出されますが、そう思えるのは充実した後期研修を過ごせた証左なのでしょう。
腎臓内科研修に関して述べると、亀田が地方中核病院ということもあり非常に幅広い臨床経験を与えて頂けました。病棟業務に留まらず、専攻医1年目から3年間を通して腎臓内科外来、腹膜透析外来、移植外来などの専門外来を持たせて頂き、手技についても腎生検から、VAIVT、VAおよびPD関連の手術も多数経験させて頂きました。
臨床をやる上で医学的、社会的問題にあたることも多々ありますが、鈴木先生や久慈先生をはじめとして、圧倒的な臨床経験とエビデンスに裏打ちされた指導医の助言を受けながら、安心感を持って診療に取り組めました。
ローテーションの自由度も高く、希望した全ての科で勉強させて頂くことが叶いました。他科の専門の先生から直接ご指導頂けたことで、様々な角度から自分の診療を見つめなおすことができたと感じます。
総じて、亀田の内科専攻医プログラムはバランスのとれた研修だったと思います。
一臨床医として自分が一人前には程遠いことは承知していますが、それでもこの3年間の臨床経験が医師人生の土台になるのだと確信しております。
最後にこの場をお借りして、鴨川の町でお世話になったすべての方々に、心よりお礼申し上げます。
このサイトの監修者
亀田総合病院
腎臓高血圧内科部長 鈴木 智
【専門分野】
腎疾患全般、特に腎炎、腎病理