当科の松波昌寿先生の研究がRRT(Renal Replacement Therapy)に掲載

当科の松波昌寿先生が、進行したCKD患者におけるコロナワクチンの抗体を調べた研究が、RRT(Renal Replacement Therapy)に掲載されました。

Comparison of antibody response following the second dose of SARS-CoV-2 mRNA vaccine in elderly patients with late-stage chronic kidney disease

以前は、当科から腎代替療法を受けている患者(HD、PD、腎移植)で比較した研究を報告しましたが、今回は保存期CKDG4、CKDG5を追加し、HD患者と比較しました。G4、G5よりHD群の方が抗体が低く、CKDステージが進行するにつれて、抗体価が低い傾向にありました。また2回目接種後の6ヶ月後のデータを追加し、6ヶ月後に抗体価が有意に低下していることを示しました。3回目接種は始まったおりますが、3回目を接種を考える上で、貴重なデータだと考えます。

松波先生、おめでとうございます。

このサイトの監修者

亀田総合病院
腎臓高血圧内科部長 鈴木 智

【専門分野】
腎疾患全般、特に腎炎、腎病理