大田先生 上半期ローテ研修修了発表

半年間、当院で研修してくださいました!本日の終了発表の内容です。

学んだこと。
1)小児、整形、皮膚
それぞれに対する、苦手意識あり。
・小児に対峙する怖さあり。
ここは、バイタル一覧がいたるところにある。代表的な症候は再度勉強した。PALSを受講できたのもよかった。

・整形外科領域は、いままでは専門医の受診を勧めていたが、診察の仕方を学んだ。
リハビリで改善する実感。パンフレットの活用。

・皮膚科も、皮膚科に行ってもらっていた。
ステロイドの一般的な使用を学んだ。やけどの自然経過を学んだ。鏡検もちゃんとできるようになった。

2)訪問診療
医療以外の話から入る大切さ。「壁の写真」「庭の花」など、触れると話が広がる。
患者さんを実際にイメージする大事さ。適宜自己調整できる人なのか、下痢したら家が修羅場になるような人じゃないか、とか。
古き良き日本家屋のよさ。人生の大先輩として、過去の人生を大いに誇り、かつ今が幸せだと言える人たち。

3)患者さんとの向き合い方
精査を拒否する人たち。医師の考える検査はせずに、フォローアップしていく勇気。
ドクターショッピングをする人。途中途切れがちにもなったが、最終的に「よくなった、助かっている」の発言。
セルフネグレクトの方。他職種連携の大切さ。コーディネーターとしての役割を実感。

結論からいうと、ACCCAが大事。
沖縄の宮城征四郎先生との対話で、
「内科になりたい」といったら、「総合的にみられるようになったほうがいい」と言われたことがずっとひっかかっていた。

家庭医、総合診療の基礎をここでちゃんと学べた。
いままでも、神経内科的な疾患に魅力を感じていた。
神経内科的な疾患を勉強しつつ、総合診療を学んでいきたい。

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このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学