レジデント・デイ

当院では年に3回「レジデント・デイ」があります。 レジデント・デイとは、各科をローテーションしている専攻医が集まり、普段よりも家庭医療学をさらに深く学ぶ(Deep Learning)事と、ローテーションでの悩みを共有する事を目的に勉強会を開いています。 今回は専攻医3年目より「Community medicine」、東海大学から研修に来られている先生の「ビデオフィードバック」、岡田院長より「CBR(Community based Rehabilitation」のレクチャーがありました。

「Community medicine」では館山の地図から新しい発見があり、NPO法人の活動、シルバー人材センターの活動、エホバの証人のコミュニティの話があり、非常に興味深かったです。

「ビデオフィードバック」では大沼先生が2回目の定期外来で検査結果を説明する場面でしたが構造化されたスマートな外来で優しい声かけで勉強になりました。ラポールをどのようにとっていけばいいかディスカッションを行いました。

岡田先生のCBR(Community based Rehabilitation)ではpopulation healthへのアプローチの1つであるCOPCの4つのStep、地域をリハビリするとはどういうことか、政治家ではなく家庭医として医師として介入(発言)することの意義をディスカッションを交えながらレクチャーいただきました。

どの発表も新しい発見があり、また知らないうちに家庭医の知識が蓄えられている事を実感できる場でした。
会を運営していただいた張先生、ありがとうございました。

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このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学