秋季生涯教育セミナーでLGBTワークショップを開催しました!

2019年9月に、日本プライマリ・ケア連合学会 秋季生涯教育セミナーにて「プライマリ・ケア医のためのLGBTの基礎知識」を開催しました。

LGBTの人たちは様々な健康リスクを抱えていると言われていますが、その原因として医療従事者の不十分な知識や不適切な態度が医療のアクセスを妨げている現状があります。そのため、プライマリ・ケアを担う医師が適切な知識を持つことが重要です。今回は秋季生涯セミナーにて、LGBTの健康問題について扱うワークショップを開催しました。
秋季セミナーの参加者はすでに医師としての経験が長い方々や管理職の方が多く、内容もセクシュアリティの基礎知識からLGBTの抱える健康問題、施設や診療での配慮の方法など、様々な内容についてお伝えしました。
開業の先生なども含めて20名近くの方にご参加いただき、それぞれの場面からLGBTフレンドリーな診療所・病院について考えるワークでは各組織でのセッティングを踏まえて環境を見直した上で意見交換ができ、とても充実した時間でした。

プライマリ・ケア学会のワークショップとしてLGBTをテーマとしたものは非常に少なく、今回開催することができてとても嬉しかったです。
これをきっかけに、地域でプライマリ・ケアに支える医療者にLGBTについて学ぶ機会を作っていくことができればと思います。

文責:家庭医診療科 フェロー 坂井雄貴

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このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学