NAPCRG(北米プライマリ・ケア研究学会)への参加報告(医師・上松)

去る2018年11月9日〜13日に米国シカゴで開催されたNAPCRG(North American Primary Care Research Group、北米プライマリ・ケア研究学会)に参加しました。臨床研究にも積極的な当院からは、院長と専攻医3年目の先生と合わせて3題の演題(いずれもポスター発表)が採択されました!

学会名の通り、主に北米のプライマリ・ケア領域の研究者のための学会ですが、欧州や我々日本を含むアジア各国からも演題が散見され、注目度の高さが伺われました。一線で活躍されている先生方の研究のプロセスを知ることができたり、どのような研究テーマが今注目されているのかが何となく感じ取ることができたりして、非常に勉強になりました。まだまだ我々のレベルでは太刀打ちできない無力感に襲われたりする場面も何度もありましたが、それも良い経験です。

私自身のポスター発表は、1時間程度の掲示時間に対して合計十数名が立ち寄ってくれました。研究の手法についての助言やテーマに関する各国での状況などについて情報交換をすることができ、さらに研究に対するモチベーションが上がりました。来年以降も参加できればと思います。

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このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学