3週間研修報告:薬剤師レジデント原さん・塙さん
当院にはTTSP(Transdisciplinary Transition Support Program)という薬剤師レジデンシープログラムがあり、2年間の研修の中で、病院薬剤師業務だけでなく、初期研修医と同様に各診療科で診断・治療を学んだり、他部署研修を通じて他職種の業務や役割を学んだりするプログラムです。
(詳細はこちら:求人サイト 薬剤師レジデンシープログラム)
その一環で、地域医療支援部においても、医師、ヘルパー、看護師、MSW、ケアマネなど様々な職種への同行研修を通して、地域医療・在宅医療の実際を学んでくださいました。
私達も一緒に訪問する中で、薬剤師ならではの視点や指摘にハッとすることがあり、多くを学ばせていただきました。これからも在宅の視点を持った薬剤師として活躍していただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
研修発表でのお二人の学びや感想をシェアさせていただきます。
将来薬局を開局したいと思っていたので、在宅医療に関わる様々な職種の方々がどのようなことをどのようなことを行なっているのか、何を考え患者さまと関わっているのかなど在宅における様々なことを学ぶことができとても良い経験になりました。
今回の研修では在宅医療を行なっている薬剤師に同行し、患者さまとどのような会話をし、薬剤管理などでどのような工夫をしているのか話を聞いたり、見たりすることができなかったので、どこかのタイミングで在宅医療を行なっている薬剤師の話を聞いたり、訪問に同行したいと思っています。
2年間の研修終了後、配属が病棟になった場合は他部署研修や診療科研修で学んだことだけでなく、在宅医療で学んだことも活かして退院指導などの薬剤師業務を行なっていきたいと思います。
在宅診療や外来治療を受ける患者さんの生活を知ることが、薬学的管理において重要であることを学んだ。
地域医療に関連する様々な職業の職能を学ぶことで、
「薬剤師の専門性とは何か」、「必要な情報提供や薬学的介入は何か」について考えるきっかけとなった。
病院薬剤師と薬局薬剤師が服薬管理状況について入院・退院移行時に情報共有し連携を図ることで、シームレスな薬物治療の提供につながる。薬剤管理サマリー活用の推進や柔軟な薬-薬連携の体制構築に貢献したい。
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このサイトの監修者
亀田総合病院
在宅診療科 部長 大川 薫
【専門分野】
家庭医療学 在宅医療