診療看護師(NP)学生 中村さんの1ヶ月実習報告

亀田総合病院は診療看護師(NP; Nurse Practioner)の教育・研修を行う数少ない病院の1つです。
NPになるために大学院で勉強中の中村さんが当科で1ヶ月間実習し、その感想を寄せてくれました。
物腰柔らかく、でも学びにはとても貪欲で、限られた期間でたくさんのことを吸収してくださったようです。
いつか一緒に働ける日を楽しみにしています!
※写真は、当科の土屋NPとの振り返りで熱血指導を受けている様子です。
以下中村さんからの感想です。


今回は1ヶ月という短い期間ではありましたが、実習を引き受けてくださりありがとうございました。
私は看護師7年目となりますが救急領域での経験しかありませんでした。在宅領域は、看護学生時代の実習以来で緊張と不安でいっぱいでしたが、スタッフの皆さんが優しい方ばかりで楽しく実習を行うことができ多くの学びを得ることができました。訪問診療に同行させていただき、問診から身体診察などの医学的視点について実践を通して学ぶことができました。さらに患者だけをみるのではなく、患者とその家族を含めた診療が大切であることを身をもって実感することができました。さらに、訪問リハビリにも同行させていただきました。『生活意欲』をどのように引き出していくのか、療養環境を調整し継続的な cure と care を提供していくためにも、多職種連携の重要さを改めて感じました。診療看護師(NP)は患者と家族、そして多職種間の架け橋となり、チーム医療におけるゲートキーパーとしての役割を果たすことができると思います。
今回の実習を通して、多くの患者さんやその家族、多くのスタッフの方と関わらせていただきました。患者・家族の生活背景や環境を踏まえ、医療がいかにその人たちの生活や人生に寄り添えるかを深く考察し、学ぶ機会となりました。丁寧なご指導ありがとうございました。

このサイトの監修者

亀田総合病院
在宅診療科 部長 大川 薫

【専門分野】
家庭医療学 在宅医療