初期研修医2年目光石先生の1日見学
亀田ファミリークリニック館山は初期研修医の地域研修先として1ヶ月、家庭医の診療を体験していただいております。その一環で在宅医療の地域の違い、複数見て体感したい先生は、当在宅診療部にも1日見学して下さいます。
今回はJr2の光石先生に見学の感想をいただきました!
(※流行前の過日に見学いただきました。写真の瞬間のみマスクを外しております、ご容赦ください)
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1日亀田の在宅診療科を見学させて頂いた、初期研修医2年目の光石清人と申します。現在亀田ファミリークリニック館山で研修させて頂いており、鴨川地域での在宅の様子も見学したいと在宅診療科の見学の機会を依頼致しました。
学生のころから医療現場を自分の目で見るようになり、亀田で初期研修を始めて1年以上が経過していますが、そのほとんどが急性期の患者さんでした。急性期に至るまでや逆に急性期治療を終えた後の様子を見学する機会はなかなかなく、在宅診療科を見学出来たのはとても貴重な経験だと思っています。
今回は江口先生とともに4件の家庭を訪問しました。家に訪問する道すがら、とても狭い路地を通ったり、急峻な坂を登っていったり、地域によってはアクセスが決して容易ではありませんでした。病院にいると一言に「訪問サービスや介護サービスの利用」といった形で片付けてしまいがちですが、実際の現場は想像以上に大変であると感じました。4人のうちの1人は江口先生が総合内科で入院中から診ていた患者さんであり、退院後も継続的に様子をみることのできる家庭医の魅力を肌で感じることが出来ました。
日本は世界の中でも1番に高齢化が進み、病院は集約化の流れを組んでいます。周術期などはその方が効率が良いのは確かでしょう。だからこそ、急性期病院での様子を把握できている家庭医がその後を診ることが出来る環境というのは、外来診療と合わせて非常に大切であると感じました。
今回貴重な見学体験をさせて頂きありがとうございました。日本全体の医療システムを考える大きな転機の一つとなったことは間違いありません。
亀田総合病院 初期研修医
光石清人
このサイトの監修者
亀田総合病院
在宅診療科 部長 大川 薫
【専門分野】
家庭医療学 在宅医療