メンバーインタビュー #2:柔軟な働き方で、在宅も、在宅以外も深められる 西明博
多様なメンバーの声を通して亀田在宅の魅力をお届けします。
第二弾は2023年度にフェローシッププログラムを修了し、2024年度現在はスタッフとして勤務されている西先生にお話を伺いました。
-亀田在宅に至るまでのキャリアを教えてください
亀田総合病院で初期研修をして、そのまま亀田の家庭医療の専門研修に進みました。4年間の家庭医療プログラムを修了し、2023年度から亀田在宅に在籍しています。
-どうして在宅医療を学ぼうと思ったのですか?
家庭医の研修の中でも在宅医療を行う機会があり、地域や患者さんの世界の中に入っていくことに楽しさを感じていました。急性期病棟とは空気や時間の流れが違い、癒しの時間でもありました(笑)。研修は修了しましたが、自分の中で「在宅医療できます」と言える程の自信はありませんでした。疾患のバリエーション、知識・技術、臨時での対応方法などの点で、まだまだ学び足りなかったので、在宅にどっぷり浸かってみることにしました。
-在宅を学ぶにあたって亀田在宅を選んだ理由は?
研修の中で1ヶ月間ローテートした際に、在宅の先生方が患者さん1人1人に時間をかけて丁寧に診療していることが印象的でした。実務的には多くの患者さんを効率的に診療するノウハウを学ぶことも必要かと思いますが、まずは亀田在宅で患者さんの人生とじっくり向き合いながら在宅の根源的な部分を学びたいと思いました。
もう1つ大きかったのが、在宅医療以外の関心領域を深められる点でした。私はがんサバイバーのケアに関心があり、学会等で種々の活動をしています(詳細はこちら https://www.kameda.com/pr/kfct/post_275.html )。亀田はがん診療拠点病院で多くのがん患者さんが集まるため、より積極的に支援に関われる環境があります。大川先生が私の関心を良く理解してくださり、在宅業務とは別にがん患者支援にも関われることになったのが、亀田在宅を選んだ決め手でした。
-フェローシッププログラムの時はどんな働き方をしていましたか?
週4.5日勤務で、その中で在宅医療、診療所での家庭医外来、がん患者支援業務を行っていました。ややゆるめの勤務体系にしたので、業務外の時間で研究・執筆・学会活動をしたり、好きな本を読んで教養(?)を高めたりできていました。
スタッフになった現在は、在宅は週4日勤務で、他の時間は病院の総合診療科外来・病棟業務、診療所の家庭医外来、がん関連の活動などにあてています。
-実際に働いてみて感じる亀田在宅の魅力とは?
まずは顔が見える多職種連携です。言葉にすると陳腐になってしまうのが悔しいですが、在宅に関わる多職種が同じオフィスにいて、毎日のようにやりとりする中で、各職種の強み、考え方、医師に求めることなどが分かってきます。これは将来違う環境で働く上でも生きる経験だと思います。
もう一つは働き方の自由度とQOLが高いこと。在宅に没頭するもよし、在宅以外の関心分野と掛け持ちするもよし、子育てや趣味など私生活を重視するもよし、各々の関心やライフステージに応じて多様な働き方ができると思います。亀田は各専門科の診療も充実しており、総合内科、救急科など院内他科と掛け持ちの前例もあります。「在宅は興味あるけど、在宅だけするのは不安」という方にはうってつけだと思います。
-亀田在宅を考えている方へ一言
深く在宅を学びたい方、在宅以外にも色々やりたい方、医の原点に立ち返りたい方、一緒に楽しく豊かな時間を過ごしましょう。
まずは見学にお越しください!