第93回日本消化器内視鏡学会(2017/5/11〜13)において白鳥医師が発表しました。

第93回日本消化器内視鏡学会(2017/5/11〜13)において白鳥医師が「Stage II/III閉塞性大腸癌に対する緩和目的のステント留置の安全性・長期成績」について発表しました。対象となったのは2010年〜2016年におけるStage II/IIIの閉塞性大腸癌38例(ステント留置群:12例、人工肛門造設群:26例)である。その結果、(1)ステントの短期成績は、人工肛門造設と比較しても良好な成績であった。(2)長期的成績は人工肛門造設に劣っていた。(3)Stage II/IIIの大腸癌の場合、無治療でも長期生存が可能であるため、大腸ステント留置は慎重に考えなければならない。との結論に至りました。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
消化器内科顧問 平田 信人

【専門分野】
胆石、胆道ガン、膵炎、膵ガンなどの胆膵の病気、消化器内視鏡全般、胆膵内視鏡