ご挨拶

亀田総合病院消化器内科へようこそ!

亀田総合病院は房総半島の南よりに位置する人口3万5千人の鴨川市にあります。診療圏は南房総のみならず北総地区、アクアライン経由で神奈川県、東京都区部にまで及んでいます。更に急性胆管炎や吐血・下血症例がドクターヘリ・自衛隊ヘリにより伊豆七島からも救急搬送されます。診療対象となる人口は約30万人以上です。
亀田総合病院は病床数917床、診療科数34の病院で房総半島の基幹病院としての役割を担っております。従って他の医療施設での診療ができない患者さんが多数来院されるので消化器内科全ての疾患を診られるのみならず、一生に一度診られるか診られないかのような希少疾患も多々経験しています。

消化器内科も上部消化管、下部消化管、胆膵、肝と細分化が進み、特定領域のsubspecialtyを有することが当たり前になりつつありますしsubspecialtyを持つべきであると考えています。しかし、subspecialtyを持ちつつ一人一人の守備範囲が全ての領域です。
よって一人一人がsubspecialtyを持ったgeneralistということになります。
入院患者数は約80名、外来患者数は約150名です。

カンファレンスについては皆の叡智を最大限に活用するように自由な発言を推奨しています。入院患者カンファレンスは月水金の朝8:00からおこなわれ診療に迷った事などについて上級医のみならず全ての医局員から適切なアドバイスが得られます。また、入院患者さんの転帰に関する多職種カンファレンスは金曜日午後5:00からおこなわれています。新しい知識を得られる勉強会は2週間に一度火曜日朝8:00から、内視鏡読影カンファレンスは月に2回木曜日朝8:00からおこなっており読影力を着けるようにしています。

内視鏡検査件数については上部内視鏡10,000件、大腸内視鏡8,000件、ERCP関係は600件、超音波内視鏡は800件と多数の検査をおこなっており全国的にも誇れる検査件数です。その他小腸内視鏡、カプセル内視鏡、内視鏡的粘膜下層切開術(ESD)、内視鏡的乳頭切開術(EST)などあらゆる内視鏡検査を経験することが出来ます。いずれもエレガントな手技の内視鏡検査を心がけています。
腹部超音波検査は22,000件あり主に超音波検査技師が検査の主体ですが週に1度の割合で検査に入ることが出来ます。
学会活動にも力を入れており、学会発表、論文執筆を推奨しています。データ収集にはFile Maker Proを用いており、検査したその場でデータにしています。さらに、東京大学消化器内科、東邦大学大橋病院外科、千葉大学消化器内科、千葉県がんセンター消化器内科、国立がんセンター消化器内科とも共同研究をおこなっています。

消化器内科で重要な順番は下記の通りです。
1. 患者の人権を尊重した実地臨床
2. 医者同士・医者とパラメディカル同士の相互扶助
(困っているときの助け合いと技師定時帰宅への配慮)
3. データベースの作成と管理
4. 論文執筆と学会発表
5. 自由と勝手の違いの認識

私たちと一緒に活動してくれるモチベーションの高い若い医師を心よりお待ちしています。