神奈川県立循環器呼吸器病センター馬場智尚先生にお越し頂き、IPFセミナー in Kamogawaを開催

2019年11月13日に亀田メディカルセンターホライゾン13階にて、神奈川県立循環器呼吸器病センター 呼吸器内科 医長 馬場智尚先生にお越し頂き、IPFセミナー in Kamogawaを開催しました。

特別講演として、馬場先生より「IPF診療に関する最近の取り組み」をお話し頂きました。当科の部長代理 伊藤が座長を務めました。

馬場先生は、「FVCは年間に24ml程度落ちる。IPFは年間200ml程度落ちる。早期に抗繊維化薬で対応することで、FVCの低下を抑制できる。クライオバイオプシーは、外科的肺生検に比べると侵襲は低い手技である。まだ、国際ガイドライン(ATS)では、クライオバイオプシーの位置づけは決まっていない。クライオバイオプシーは、間質性肺疾患の初期診断だけでなく、治療後のフォローアップとしても使うことができる可能性がある。間質性肺炎診療を行うには、医師以外にも看護師や栄養師などのコメディカルの協力が必要である。神奈川県立循環器呼吸器病センターでは、間質性肺炎に対する包括的呼吸リハビリテーションも行っている。」と結論を述べました。

会場からは、「クライオバイオプシーのときにBALは行うか?」と質問があり、馬場先生は「クライオ生検後にバルーンで止血をしている最中などにBALを行う場合もある。ただし、BALの部位では、水が氷るためクライオ生検は行ってはならないことに注意する。」と返答されました。

講演会後の懇親会でも神奈川県立循環器呼吸器病センターにおける間質性肺炎診療についてさらに詳しく教えて頂くことができ、大きな刺激とモチベーションを得られました。

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