南房総の花畑

私の住む南房総市は温暖な気候で、一面に広がる花畑を楽しみことができます。
南房総市のホームページによると、間宮七郎平の尽力で花の栽培が広がったと書かれています。
昨年は台風の影響で花の苗やハウスが被害を受け、今年は(全国的な影響ですが)コロナウイルスのために観光客がまばらなようです。
コロナウイルスの早い終息と、いつもの活気が戻る日を待ち望んでいます。

南房総市のホームページから引用して紹介します。
南房総市和田町で、いかにして花作りが始まったかと言えば、ある人物のおかげです。
その人の名は、間宮七郎平と言います。七郎平は、明治26年、現在の和田町花園に生まれました。当時、このあたりは貧しく、冬場は男が出稼ぎに行くのが普通でした。
勉学の好きだった七郎平は、24歳の時、薬剤師になる勉強に取り組み、薬草の研究や栽培をしているうちに、観賞用の花の需要があることに気付いたのです。
そして、七郎平は大正9年から花園で花作りを始めました。
農家の人たちには、「花が生活の糧になるか」と笑われましたが、それでも七郎平は、自分を理解し、支えてくれた妻の死の悲しみも乗り越え、熱心に花作りを続けました。
やがて、七郎平の熱心さは、農業を営む多くの人たちの心を動かして、花作りが広まり、大正12年には、和田地区に花組合ができました。
初代の組合長になった七郎平は、花の共同出荷を始めるなど、南房総の花組合のために尽力しました。

このサイトの監修者

亀田総合病院
脊椎脊髄外科部長 久保田 基夫

【専門分野】
脊椎脊髄疾患、末梢神経疾患の外科治療