ダイエット外来

【概要】

厚生労働省に「肥満ホームページ」が設けられるなど、以前に比べ日本でも肥満が注目されてきています。
その割合は、男性では3人に1人、女性は5人に1人が肥満とされています。肥満は、脳卒中や心臓病など命にかかわる多くの病気のもとになりやすいことも周知されておりますが、それだけでなく骨や関節に余計な負担をかけ、腰痛や関節痛の原因となることも多いことも分かっています。

日本全国の関節症疾病総患者数は118.5万人と言われており、関節症の外来受診率は全体の第5位となっています。
その数値は年々増加傾向にあり、その中で変形性膝関節症の約80%に肥満が認められており、とても密接な関係と言えます。

アメリカ整形外科学会変形性膝関節症治療ガイドラインによると、変形性膝関節症の患者はBMI25以下となるように減量することが推奨されています。このような点により、減量をすることで内科疾患だけでなく関節痛など運動器疾患の症状緩和に有効であると言えます。

【対象】

自己流ダイエットで失敗し、リバウンドを繰り返している人。
1人でダイエットに取り組んでも長続きしない人。
自分に合ったダイエット方法が分からない人。
内科疾患を罹患していない人。

【当科ダイエット外来の特徴】

当科トレーナーによる個別トレーニング+ストレッチ指導。
プロテインを使用した、置き換えダイエットを推奨。
スポーツ医学科医師が事前に診察を行うため、腰痛・その他関節痛など運動器の症状をお持ちであっても負担 のないトレーニング指導が可能です。

【時間、価格】(税込み)

初回のみ:90分5,400円
2回目以降:30分2,160円 (プログラム再設定料:1,080円)

【出典】

1. 厚生労働省:肥満ホームページ http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/himan/

2. AAOS:guidelines Treatment of Osteoarthritis (OA) of the Knee, http://www.aaos.org/research/guidelines/GuidelineOAKnee.asp

このサイトの監修者

亀田総合病院
スポーツ医学科主任部長 大内 洋

【専門分野】
スポーツ整形外科、関節鏡手術、スポーツ整形外科疾患に対する超音波診断
PRP療法、体外衝撃波、高気圧酸素治療の最新治療法