「脊髄刺激療法」のご紹介

このホームページをご覧になっている方の中にも、慢性疼痛(長く続く痛み)に悩まされている方がいらっしゃるかと思います。厚生労働省の調査では、日本人の約20%が慢性疼痛に悩まされており、日常生活や仕事に支障を来たしていると報告されています。
痛みの対症療法の基本は薬物治療です。さまざまな鎮痛薬のほかに、炎症を抑える薬や抗うつ剤、抗てんかん剤などが試みられます。このほかにブロック治療や理学療法が合わせて用いられます。
このような対症療法でもなかなか痛みが取れない方に、「脊髄刺激療法」が用いられることがあります。脊髄刺激療法とは、脊髄に微弱な電流を流すことにより痛みを和らげる治療法です。
この治療でははじめに試験的に1週間程度の脊髄刺激を行い(トライアル)、効果があると判断された場合には、刺激装置などを体内に埋め込みます(本埋め込み)。本埋め込みを行うと、持続的に脊髄刺激療法を継続していくことができるようになります。

「脊髄刺激療法」は小原亘太郎先生、上利 崇先生(非常勤)が担当しています。
ご相談がある方は、下記の外来をご予約下さい。

亀田クリニック (鴨川市) 脊椎脊髄外科外来
担当 小原亘太郎: 火曜日 9:00~11:30、 木曜日 13:00~15:30

亀田総合病院 京橋クリニック (東京) 脊椎脊髄外科外来
担当 上利 崇 : 第2土曜日 14:00~17:00
担当 小原亘太郎: 第4土曜日 14:00~17:00

このサイトの監修者

亀田総合病院
脊椎脊髄外科部長 久保田 基夫

【専門分野】
脊椎脊髄疾患、末梢神経疾患の外科治療