作業療法士1年目
中山さん
理学療法士5年目
阿部
『臨床場面について』
阿部:4年間大学で学んできたことと、実際の臨床場面での違いなどは感じますか?
中山:もう全然違いますね。疾患の部位とか年齢とか生活背景とかも患者さんでそれぞれ違うので理解するだけでも大変ですね。
阿部:そうだよねー。今までの4年間の知識だけでは難しい場合もあるね。特にそれが感じられたエピソードなどはありますか?
中山:疾患に対する知識が少なすぎて、指導者に指導していただいてますね。あと、OTなので患者さんの退院後の生活を考えることが多いのですが、どこを見ていいのかわからないことがあって、自分の視野が狭まっているなとは感じましたね。
阿部:なるほど。疾患に対する基本的な治療の経過とか、患者さんの生活場面を見る時に感じられるのですね。
中山:この4か月で実感しました。
阿部:どんどん成長しているなと感じることはある?
中山:いやいや。まだまだおんぶにだっこですよ。
阿部:そうなんだね。そしたら、仕事をしていて、何か迷ったことがあったらどうしているの?
中山:んー。一応自分の中で考えてるんですけど、まだ足りないこととかもあるのでその時は、指導者に相談していますね。
阿部:指導者さんに相談してるんだね。相談しやすい環境ではある?
中山:はい。ただ、結構忙しそうなので、たまに聞きづらいこととかもありますね。
阿部:実際、働いてみてスタッフのコミュニケーションが結構大変だよね。
中山:大変ですね。
『就職の決め手』
阿部:ここに就職しようと思ったきっかけは何かありますか?
中山:一つの病院でいろんな疾患を見れるところと、急性期・回復期・維持期とか外来とかも見れるという点に惹かれて、ここに決めましたね。
阿部:そうなんですね。そしたら亀田の醍醐味であるローテーションに関して感想はありますか?
中山:今、亀田総合病院の脳血管チームに在籍しているんですが、なれてくるとみんなと離れるのが嫌だなって思うことはありますね。また新しい環境で指導者とかとコミュニケーションをとって信頼関係を築いていくのは大変そうだなと思います。
阿部:半年で異動するから、慣れてきたって時に異動になると寂しいよね。自分達の時代はローテーション(異動)先とか知らされないで1、2年目を過ごしていたんだけど、今は入職してから、2年目までの予定は本人に知らされるようになったよね?ローテーション先を先に知れるっていうのはどう?
中山:次に向けての準備とか、前もっての勉強とかできますし、ローテーション先で自分を活かせるにはどうしたらいいかっていうのが想像できるのでいいと思います!
阿部:なるほどね。昔は、来月リハ病ねとか言われる時代だったからねー。準備ができるって良いね。
中山:すごい時代でしたね(笑)
『食堂について』
阿部:食堂は使ってますか?
中山:食堂は毎日いってますね!ヘビーユーザーですね!この前でた皿うどんがめっちゃうまかったんですよ!遅い時間に行くとたまになくなっちゃうこともあるんですけどね。
阿部:へー。今度食べに行ってみようかな。
中山:ぜひ行った方がいいですよ!
『休みの日について』
阿部:休みの日についてなんですけど、休みは取りやすい雰囲気ですか?
中山:休みは取りやすいと思いますよ。まとまった連休とかとっても何にも言われないですし、OTは人数が少ないので休みの際の調整とかは上位者がやってくれますね。勤怠が決まった後に、研修とかが入ったりした場合でも変更は可能なので、かなり融通をきかせてくれますね。
阿部:チームによって雰囲気は違うけど、確かに休みは取りやすいね。
『学生に向けて』
阿部:国家試験受ける前にやってたこととか、気を付けてたこととかありますか?
中山:QB (クエスチョンバンク)をめっちゃ解いてましたね。もう解説とかも全部覚えるくらいまでやってましたね!なにがどこのページに書いてあるか覚えるまでやってました。あとは、過去問ひたすら解いてました!
阿部:国家試験はどのくらい点数を取っていれば安全って感じました?
中山:私たちの時はかなり不適切問題が多かったので、余裕をもって200点以上取っておけば安心できると思いますね!
阿部:そうなんだね。国家試験が終わってから就職に向けて何か準備してましたか?
中山:入職式までどこの病院に配属されるかわからなかったので、特に勉強していたとかはなかったですね。
阿部:就職するまでの間、何かやっておいた方がいいこととかないですかって学生からよく質問があるんだけど、それについてはどう思う?
中山:強いて言うなら、心構えくらいですかね。あとは、目いっぱい遊ぶことですね!社会人になる前最後の休みなんでね!思い出作りに費やした方がいいですね!
『最後に』
阿部:最後に亀田の作業療法士の魅力や今後の後輩に伝えたいこととかありますか?
中山:急性期のOTは考えるところが難しくて、身体機能面の介入が多くなっていってどうしてもPTと混同されがちなんですけど、OTらしさについてすごく悩んでいますね。やっぱり生活面を見れるところがOTの強さだと思うので、研修とかにしっかり出てOTの評価ツールを勉強したりしていますね。
阿部:なるほど。わかりました。急性期のOTについて身体機能面に関しての介入が多くて、PTとの差別化が難しくて最近悩んでるって言っていたけど、勉強会とかに参加することでPTとOTの違いとか見えてきたりしますか?
中山:まだ見えてきていないですけど、これからたくさんの意見を聞いてみつけていきます。
阿部:そうか。頑張ってね!質問を変えるけど、中山さんと話してみて勉強会に参加したり自己研鑽に励んでいるのがわかるんだけど、他の同期とかはどう?
中山:結構やる気あるひとが多い気がしますね。大学とはまた違って、みんな現状維持で止まっている人はいないですね。みんな自己研鑽に励んでいる人が多いですね!
阿部:なるほどね。では、それを踏まえたうえで、どういう人に亀田リハビリの就職はおすすめですかね?
中山:前に進もうとする人がおすすめですね。あとは、みんなで一緒に前に進もうとしてくれる人がいいと思います!自分の同期も評価とか失敗して相談すると、終業後に評価の練習に付き合ってくれたりしてくれます。他のチームとか、PT,STを見ても助け合ってみんなで知識をつけて前に進もうとしている人が多いですね。
阿部:なるほど。素敵な同期ですね。学ぶ意欲がある人がおすすめですかね?
中山:そうですね!
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