永井医師のニューモシスチス肺炎の論文がChest誌にアクセプト
当科の永井医師が1st author、中島主任部長がCorresponding authorで執筆した非HIVニューモシスチス肺炎に対するST合剤低用量治療の有効性を報告した多施設研究の論文が、Chest誌にアクセプトされました。
Nagai T, Matsui H, Fujioka H, Homma Y, Otsuki A, Ito H, Ohmura S, Miyamoto T, Shichi D, Tomohisa W, Otsuka Y, Nakashima K.
Low- Versus Conventional-Dose Trimethoprim-Sulfamethoxazole Treatment for Pneumocystis Pneumonia in Non-Human Immunodeficiency Virus-Infected Patients: A Multi-Center, Retrospective Observational Cohort Study.
Chest. 2023 Aug 11:S0012-3692(23)05269-8.
doi: 10.1016/j.chest.2023.08.009. Epub ahead of print. PMID: 37574166.
今回、亀田総合病院を含む3つの施設で多施設研究で、ST合剤低用量治療の有効性を評価したところ、低用量治療は標準治療と30日死亡は変わらず、ST合剤による有害事象は有意に少ないという結果になりました。
ST合剤低用量治療は有効な治療選択肢の1つになると考えられました。
Chest誌(2021: Impact factor: 11.393)は呼吸器内科領域におけるトップジャーナルの一つであり、本論文が多くの人に読まれ、今後の医療の発展に役立つことを期待しております。
このサイトの監修者
亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓
【専門分野】
呼吸器疾患