伊藤部長代理が南房総間質性肺疾患Web講演会で講演

2020年12月3日に伊藤部長代理が、 南房総間質性肺疾患Web講演会にて講演しました。
タイトルは「南房総エリアにおける間質性肺疾患治療の現状」で、開業医の先生向けに、間質性肺炎の基礎的な病態や、診断や治療の考え方、日常臨床において、間質性肺炎を拾い上げるポイントについて解説しました。

伊藤は次のように結論しました。
「間質性肺炎は、特発性肺線維症を診断することが大事である。
特発性肺線維症の診断においては、膠原病肺と慢性過敏性肺炎との鑑別が重要である。
これらの慢性進行性間質性肺炎の中には、オフェブを代表とする抗繊維化薬が適応となる。
日常臨床で、間質性肺炎を診断するポイントとしては、背側下肺の調整におけるfine cracklesと胸部X線で両下肺野に網状陰影を認める点である。」

聞いて頂いた先生方の日常臨床にお役に立てれば幸いです。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓

【専門分野】
呼吸器疾患