卒業生(研修プログラム修了生)インタビュー 本間
本間雄也
(現 同愛記念病院 呼吸器内科(2018年卒))
1. これまでの経歴を簡単に教えてください
生まれ育ちは九州で、2018年に地元である久留米大学を卒業しました。地元も離れた一からの場所で研鑽を積みたいと考え、九州を離れ、初期研修医を栃木県の那須赤十字病院で行いました。研修期間に呼吸器内科へ進むと決め、2020年より内科専攻医、呼吸器内科専攻として亀田総合病院呼吸器内科での研修を開始しました。4年間の研修ののち、亀田呼吸器内科の医員、その後2025年より東京都の同愛記念病院にて勤務しています。
2. 当科での研修を選んだ理由、きっかけを教えてください。
大学卒業のあと、生まれ育った九州を離れましたが、一人前になるまでは外の環境で自身を鍛えたいとの思いがありました。後期研修の時期で基礎を学ぶ時期として、亀田総合病院呼吸器内科は臨床、教育、研究と全てにおいて学べる環境であることに魅力を感じました。実際に病院見学での院内の様子や、中島先生との面談で呼吸器内科の目標、方針を聞き、自分が実際に働くことができたら間違いなく自身が成長できると確信し、研修先として選択しました。
3. 当科での研修で学びになったことはありますか?研修環境はいかがでしたか?
亀田に在籍した期間は毎日が学びの日々でした。メジャーな呼吸器疾患に関してはもちろんのこと、希少な疾患や、難渋症例に関しても、自身で出会わなかったとしてもカンファレンスに提示され議論するため、自身で経験したのと同等な経験を得られました。手技的な要素に関しても気管支鏡を含め主術者として一通り行えるようになりました。
研修環境としては、当初は疾患に対する知識が足りないことも多く、カンファレンスでの議論の内容についていくことに精一杯な日々でした。その中でも最初は周囲の先生、コメディカルの方々の助けを借りながら、そのうちに自身で解決していけるようになりました。エビデンスを身につけつつ、エキスパートの意見も吸収していける環境は他にはないものであり、臨床での自身の成長を感じることができました。教育に関しても、学年が上がるにつれて下の先生達への教育にも関わり、それが自身の成長にも繋がりました。研究の部分に関しては国内、国際学会発表、講演会の発表、執筆など様々なものに関わらせていただくことができました。
4. 研修で大変だったことはありましたか?どのように対処されましたか?
入職時は誰も知り合いがいない環境で、当初は人員も少ない時期であったため通常業務、拘束、当直業務との日々でかなり苦労しました。ただ、大変な環境の中でもスタッフの先生方、そして同じ後期研修の先輩方々にも困ったことは抱え込まずに相談に乗ってもらい、乗り切ることができました。そして時には医局で談笑や、スポーツ観戦をしたりするなど、上の先生とも距離が近い関係で過ごさせてもらいました。
また、拘束性なので拘束や当直がない日は夜間に呼ばれることはないので、好きなことをして息抜きができる環境であったことも恵まれていました。現在ではスタッフも増え、他と比較してもオンオフがしっかりとついて、かなり働きやすい環境であることは間違いありません。
5. 現在の仕事にどう活きていますか?
25年4月より新規の職場で勤務を始めました。環境は変わるものの、これまで亀田呼吸器で身につけた考え方を元に、臨床、教育、研究の場に活かしていければと考えています。まだ短い月日ではありますが、新しい学びもあるなかで楽しく仕事に取り組むことができています。
6. 当科(あるいは貴院)での研修・勤務を検討する人へのメッセージ
呼吸器内科を考えた方であれば、一度は亀田総合病院呼吸器内科を見学いただければと思います。SNSでの発信で雰囲気を感じていただいて、実際の見学に来ていただければ病院の環境、スタッフの方々の雰囲気をよりリアルに感じ取っていただけるかと思います。臨床、教育、研究でこれほど恵まれている環境はないと思いますので、ぜひ一度検討いただければと思います。
7. 今後の抱負や将来像中長期的な目標
現在の病院では変わらず呼吸器領域全般に関わらせていただいていますが、より気管支喘息、胸部腫瘍の割合が高い環境で過ごしています。気管支鏡検査でのスキルアップ、肺癌診療に対して最新の知見も合わせた診療を行なっていければと思います。
また、教育面としても研修医や後期研修医に対して、これまで亀田呼吸器で培ったものを還元していければと思います。
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