2015年5月28日 鴨川市 禁煙講演会 開催!!

2015年5月28日に亀田総合病院Kタワー13階ホライゾンホールで、亀田総合病院 呼吸器内科 青島主任部長が座長で、「鴨川市 禁煙講演会」を開催しました。


石川県立中央病院 西耕一先生に、「COPD患者に対する禁煙治療の重要性」について、特別講演して頂きました。

基調講演は、当科山脇医師が担当し「COPD患者の入院期間を延長する背景因子の検討」を発表しました。


西先生は、「禁煙は開始が早い方が、肺機能の改善効果が高い。重症COPDでも禁煙により生存期間は延長する。節煙ではCOPD増悪リスクは下がらない。」とCOPDにおける禁煙のメリットを述べられました。

また、医師が患者に禁煙を促す介入方法として、次の「たちつてとアプローチ」を紹介されました。

た「あらゆる機会に患者の喫煙状況を尋ねる
ち「すべての喫煙者に禁煙するよう忠告する
つ「禁煙するつもりがあるか尋ねる」
て「患者が禁煙するのを手伝う
と「再診日、禁煙外来受診日を取り決める


会場からは、「患者さんが、夫婦で喫煙をしている場合はどうすれば良いのか?」と質問がありました。

西先生は、「経験的には、夫婦で喫煙している場合は、片方が禁煙をしようとしたときに、もう片方が足を引っ張ってしまう場合が多い。配偶者の禁煙も指導することはある。」と返答されました。


早速、明日からの診療において、患者さんに「たちつてとアプローチ」を実践したいと思いました。

(中央が、西耕一先生になります)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓

【専門分野】
呼吸器疾患