小倉美輪看護師が経肛門的洗腸療法のポイントについてレクチャーしました

経肛門的洗腸療法とは、従来の治療では解決できない重度の排便障害(排便困難や便失禁)に対して行われる方法です。2019年4月から保健で認められた治療ですが、患者さまへどうやって指導するのか多くの施設が悩んでいるのが現状です。全国に先駆けてこの治療法を導入している当院の小倉美輪 皮膚・排泄ケア認定看護師が、指導のポイントについてレクチャーを行いました。


2019年5月に開催された日本創傷・オストミー・失禁管理学会において小倉美輪認定看護師が「経肛門的洗腸療法の指導のポイント」について口演しました。小倉からはこの治療が大きなトラブルを起こさないようにするには、専門知識の豊富な看護師からの時間をかけた、個々の患者さんに合わせた指導がとても重要であるということを、当院での事例も混じえて紹介しました。会場は満席で医療者の関心の高さがうかがえました。
なお、当院では経肛門的洗腸療法については2020年4月の保険の改定までは新規の患者様の受け入れを中止しております。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
消化器外科部長 高橋 知子

【専門分野】
肛門疾患、排便機能障害、分娩後骨盤底障害