骨盤底リハビリ担当している平井菜穂理学療法士が鋸南町にて排泄と骨盤底筋体操について講演を行いました

亀田リハビリテーション事業部では、以前より鋸南町の保健福祉行政の地域介護予防活動支援事業の一環としてリハビリスタッフが各テーマの講演を行っており、今回2017年11月6日に亀田クリニック、亀田京橋クリニックで骨盤底リハビリを担当している平井菜穂が「排泄と骨盤底筋体操」について講演を行いました。以下平井の報告です。


亀田リハビリテーション事業部は、以前より鋸南町の保健福祉行政の地域介護予防活動支援事業の一環として、介護予防活動を実践しているリーダー、ボランティア団体、市民の方を対象に講演会を行ってきました。2016年度より『食べる』・『動く』・『出す』をテーマに、当院リハビリスタッフが各テーマの講演を行っており、その中で私は『出す=排泄』を担当しております。

昨今、尿漏れに対する骨盤底筋体操がテレビ番組などで取り上げられ、世間に広まってきていますが、排便に関してはまだまだ1人で抱えている方が多いように思います。介護の視点からみても、排泄の問題から社会参加の制限、外出を控えることによる活動量の低下は問題となっています。

今年は11月6日に講演を行いました。排泄や骨盤底筋体操といったテーマに、どのくらいの方に参加いただけるか未知数でしたが、60名近くの方にお集まりいただきました。今回はヨガマットを用意し、講義+実践を皆さん一緒に体験していただきました。鋸南町保健福祉課の担当者さまより「来年度は、町民の方々への問診用紙に排泄に関する項目を加え、必要な方にアナウンスしていきたい」とお話していただき、とてもうれしく感じました。

hirai.jpg

このサイトの監修者

亀田総合病院
消化器外科部長 高橋 知子

【専門分野】
肛門疾患、排便機能障害、分娩後骨盤底障害