vol.46 総合内科部長の八重樫牧人先生が、第9回 新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会 でプレゼンをされました

当院総合内科部長の八重樫牧人先生が、先月、厚労省で開催された、第9回 新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会 でプレゼンをされました(資料は以下:)
http://www.mhlw.go.jp/.../05-Shingikai-1080100.../0000149789.pdf

高齢多死社会をどう乗り越えるか、その鍵は臨床能力の高いジェネラリスト(総合内科医、総合診療医)を今後短期間で多数養成できる仕組みを作るか否かである、と八重樫先生は力説されています。私もこの意見に大賛成です。患者さんやご家族の意向を尊重するために、タイミングを図りながらも各疾患に対する治療ゴールに関するコミュニケーション(アドバンス・ケア・プラニング)を医療の各場面で日常的に取り入れること、複数の慢性疾患を抱える虚弱高齢者には、侵襲的治療に対する緩和ケアの比重を増やしつつ、苦痛の少ない人生の最終段階を援助すること、これらは今後継続して取り組むべきテーマです。八重樫先生、これからも総合内科と緩和ケア科のコラボレーションをよろしくお願いします。

(関根)

このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和