vol.6 Quality of communication

ICU患者の家族(意思決定代理人)が医療者とのコミュニケーションの良好(質が高い)と評価していても、必ずしも予後の理解がそれに比例して良好ではなかったという興味深い報告です。では、患者の家族が考える"質の高いコミュニケーション"とはどういったものなのか、という点が疑問となります。最近のがん患者の研究で、病状をよく理解していなかった患者群の方が、QOLが高かったというのと似ていますね。この種の臨床研究の動向に注目です。

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和