vol.5 マインドフルネス

来る6月の緩和医療学会でも大きなテーマとなっている"マインドフルネス"(Mindfulness-Based Cognitive Therapy: MBCT)。運動&健康的食事を行った介入群(Health Enhancement Program:HEP)と比較して、治療抵抗性のうつに対する効果でMBCTが上回ったようです!

マインドフルネス実践により、うつ関連の脳内領域に好ましい変化が生じるという仮説も実証されたとのこと。軽症のみでなく、重症のうつであってもマインドフルネスのような非薬物的な精神療法の介入を見直すべきである、という専門家のコメントも示唆的です。

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和