vol.21 Palliative Care in Oncology Symposiumからの報告

ボストンで今月開催された2015年Palliative Care in Oncology Symposiumからの報告です。
ASCO(米国腫瘍学会)とAAHPM(米国ホスピス緩和医療学会)が連携して、すべてのがん患者を対象とした質の高い早期からの緩和ケアのための新しいガイダンスを発表したようです。多職種から構成される専門家(医師、看護師、ナースプラクティショナー(NP),ソーシャルワーカー、患者団体代表者)によって、がん患者に必要な緩和ケアサービスを966項目同定され、これらを重要度、実施可能性、腫瘍内科診療の中に含まれるべきかどうか、などの観点から順位付けされました。日本の臨床現場でこの指針が応用可能か、検討が必要です。アブストラクトはこちらで閲覧可能です。http://meetinglibrary.asco.org/content/154962-165

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和