【活動報告】2020年度当科ローテーター報告

皆様、新型コロナ感染拡大の折、いかがお過ごしでしょうか。暗いニュースばかり、先行きが見えない日々の中、私どもは日々粛々と緩和ケアの診療に従事しております。FB投稿する気分にもならず遅筆となり、前回投稿から4ヶ月滞っておりました。

2020年度も、ほぼ毎月のように若手医師が当科をローテートしてくれています。5月:塚原麻希子先生(亀田ファミリークリニック館山(KFCT)後期研修医)、7月:進藤達哉先生(KFCTフェロー), 8月:山田有統先生(安房地域医療センター後期研修医)、土井彩奈美先生(KMC初期研修医)、9月斎藤駿河先生(KMC腫瘍内科後期研修医)、10月栗原史帆先生(KFCT後期研修医)の6名が今年度当科を研修されました。6名の先生方には緩和ケアの知識面、態度面、患者さんや家族とのコミュニケーション等を幅広く学び、今後の皆さんの診療に生かす研修をしていただきました。また先生方には、"自由課題プレゼン"を最終週に行っていただきました。このプレゼンを通して、先生方の、それぞれ思い描く医療への貢献の熱い思い、人生哲学、そして将来のVisionなどを伺い、緩和ケアスタッフ一同、先生方それぞれのポテンシャルの高さに毎回感銘をうけております。皆さんが当科を回ってくださり、互いに対話できることで、私たち自身多くの学びを得ていること、心より感謝しています。

いつも、この記事を書くときに思うことがあります。それは、志ある若手医師である先生方の存在は、私たちの地域、そしてこの国の希望の光そのものだということです。どうか、先行き不透明な世の中、皆さん自身が灯となり、周囲を照らす存在になってほしいと思います。どうぞよろしくお願いします。今後とも、現場での緩和ケアの推進のためにともに頑張って参りましょう!最後に、皆さん、患者さんやご家族のケアに献身的に働くことは全く問題ないと思いますが、セルフケアやご家族のケアもお忘れなく。これからもよろしくお願いします。

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和