【活動報告】1月のローテーター

【ローテーター研修報告記(初期研修医2年次 永野泰寛先生)】

先月1月は、初期研修医2年次の永野先生が当科を1ヶ月ローテートしてくれました。幼少の頃から算数が得意だった永野少年は大学は数学科へ進学。当初は数学者を志しておられたのだそうです。その後数学のスキルを生かし医療保険の企画、企業コンサルティング、証券会社のデイトレーダーといった仕事をされていたそうです。先生は、その後、思い切って医学の道へ進路変更され今に至ります。すでに、別の職種の第一線で活躍されていた永野先生にとって、また一から研修医生活はさぞかしご苦労が多いだろうと推察しますが、先生は、実に淡々と研修医業務をこなしてこられたようで、頭が下がります。先生は、後期研修は精神科に進まれますが、その中でも発達障害に強い関心をお持ちとのことで、恒例の自由プレゼンでは、発達障害について、分かりやすく解説してくれました。精神科と隣接領域である、緩和ケアにも高い関心を示してくださり、1ヶ月熱心に研修してくれました。特に苦痛が強い患者さんとのコミュニケーションをどうすればよいのか、真剣に学ぼうとされる姿勢から私たちは大いに刺激を受け、私達の初心を思い返す良い機会となりました。永野先生、1ヶ月お疲れ様でした。次の研修でのご活躍を祈念しています!

(文責:関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和