【活動報告】地域医療連携室主催のACP講演会

5/10(木)当院13階ホライゾンホールにて、地域医療連携室主催のACP講演会が開催されました。今回は講師として、愛知県大府市の国立長寿医療研究センター 緩和ケア診療部/EOLケアチームの西川満則先生と、同じく大府市の指定居宅介護支援事業所「レモン介護サービス」の介護支援専門員 大城京子先生をお招きし、「地域におけるアドバンス・ケア・プランニングの進め方」についてご講演頂きました。

ACPの概要、事例のご紹介、地域でのファシリテーター養成の意義と実際、もしバナゲームを使った取り組み、現場でACPをどのように取り込んでいくのか等、2時間弱に渡ってお話頂きました。参加者目線でわかりやすい言葉、事例を交えたお話からは、普段現場でACPを実践する際のお二人の基本姿勢のようなものを感じ取ることができました。

当初の定員を大幅に上回る数の方々にご参加を頂き、また終了後のアンケートから、院内・地域の方々のモチベーションは確実に高まったと感じています。

終了後は、西川先生、大城先生からリクエストを頂いて、安房地域でもしバナ啓発活動を実践するケアマネさん達との意見交換会を開催しました。それぞれが今後の安房地域におけるACP普及啓発のためのヒント、モチベーションをたくさん頂きました。
お忙しい中、遠路はるばる鴨川までお越しいただいた講師のお二人、ご参加いただいた皆様や事務局の皆様に心より感謝申し上げます。

これから先も地域の方々との対話を続けながら、コツコツと活動を続けて行きたいと思います。

※国立長寿医療研究センター 緩和ケア診療部:
http://www.ncgg.go.jp/hospital/overview/organization/kanwa-care.html
※有限会社レモン介護サービス:http://www.lemon-kaigo.com/

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和