vol.16 「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)は代理人(家族)が意思決定する際の負担感を軽減する」

「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)は代理人(家族)が意思決定する際の負担感を軽減する」〜米国ピッツバーグ大学からの研究結果より〜

ACPの利点として、1)本人の意向に添う医療が可能になることのみでなく、2) 代理人(多くは家族)
の医療判断にまつわる葛藤やその負担感を軽減できることが知られています。
この研究はこの後者を裏付ける結果です。もしものときの話し合いを医療者と事前に行っておくことは、自分のためだけはなく、大切な人(家族)が自分のことで困らないためでもある、という点が重要です。

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和