立冬

今日は立冬です。「暦の上では、今日から冬です」とテレビのニュースやら、車の中のラジオやらで何回聞いたことか。今日は意外に暖かいですが、これから本格的に寒くなるのでしょう。海の深夜勤務から始まって、畑仕事、草刈り、夕方懲りずにもう一回海に行ったら、携帯の万歩計が15000歩になっていました。11.4km歩いて消費カロリーは570kcalなんだそうです、携帯によると。結構頑張ったな、と思ったのですが、よく考えたら生ビール3杯飲んだらもうオーバーしちゃうことに気付いた古澤です。


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フジバカマ、秋の七草のひとつ。淡い香りがあって好きな花ですが、乾燥に弱いようで今年の猛暑のせいか、例年に比べ少し元気がありません。


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海の深夜勤務の方は最近全然なんだよね。今日は大潮、満潮からの下げでちょっと期待できるかな?お、カモメが飛んでる。魚がいるのかな。


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お、小魚の群れだ!赤い矢印の所、わかるかな?小魚の群れが何かに追われているのか、海面が波立っています。時折、ブワーッと波立って、左から右へ移動していきます。カモメも時々海面へ突っ込みます。でも、ピクリとも反応がないんだよね。本命の魚が全然いないなぁ。


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あぁ、やっぱりこいつか・・・。小魚の正体はこれ、「トウゴロウイワシ」でした。名前にイワシとありますが、イワシの仲間ではなく、むしろボラに近い魚。不味いんです、この魚。小さい割に鱗は硬いし、骨っぽいし。鳥はこいつも食べるんですが、この辺りのスズキやヒラメはこいつのことはあまり追いかけません。なにしろ、さかなのうまい房州ですので、スズキたちもグルメなんでしょう。不味い餌は食べません。


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これはカタクチイワシ、セグロイワシとも言います。この辺では「めざし」でも売っていますが、しらす干しはこれの子供です。煮干しも通常これです。こいつは美味しいのでこれがいればスズキも寄ってきます。今日はセグロは全然いませんね。


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お、なんか、ゴンと来た。グングン走るなぁ、と思ったらバレた。あぁーあ、とルアーを回収したら針にでかい鱗が付いている。なんだ、ボラのスレ(口以外に針がかかること)か・・・。期待させやがって。
だめだ、今日はトウゴロウとボラしかいないや。潮がいいので諦めきれず、夕方リベンジしようと思ったら返り討ちにあってしまった・・・。


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冬野菜、春野菜の植え付けやら種まきやら忙しいです。手前から発芽し始めのスナップエンドウ、植え付けたばかりの玉ねぎ、白菜とレタス、ホウレンソウも発芽しました、ブロッコリー、カリフラワー、右側の支柱のあいだはアスパラガス。


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春菊は摘んでもすぐ伸びるので、これが3回目の収穫。春でなくても育ちます。


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ポットで育苗していたソラマメを定植します。とりあえず、今日は育ちの良い20本ほど。
いつまでもポットのままだとヒョロヒョロになってしまいます。


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苗の根元の白い顆粒はアブラムシ退治の農薬です。え、家庭菜園なのに農薬を使うの?と思われるかもしれませんが、うちは無農薬ではありません。ソラマメはアブラムシがすごく付きやすいんですが、こんなに小さいうちにアブラムシにやられたら枯れてしまいます。また、アブラムシはウイルス性の疾患を媒介します。農薬はもちろん毒ですが、時期を選んで適正に使えば問題はありません。よく「虫食いのある野菜は安全だ」という人がいますが、実はそれは必ずしも正しくはありません。植物は虫に食われると自衛のために毒を産生することがあります。無農薬で健康に育てば理想的ですが、育つ前にやられては仕方がありません。
私も、週に5〜6日はお医者さんをしていますので、薬に関しては完全に否定はしません。正しく、上手に使うことが大事です。適応と用法、用量を守って使います。


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でも、一番大事なのは、こういう子達を大事にすること。テントウムシや、クモ、カマキリ、トンボ、そしてカエルやトカゲ、鳥・・・他にも味方をしてくれる生き物はたくさんいます。むやみに薬を撒けば味方も殺してしまいます。環境の多様性を保つことが重要です。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍