台風襲来

猛暑か、嵐か、本当に極端です。干からびるほど、カラカラになるくらい照り付けるかと思えば、草木を引っこ抜かんばかりの風。暑さで弱っている作物にはダメージが大きいでしょう。明日の朝の畑の惨状を見るのが怖い古澤です。
強烈な高気圧が二つに割れて、その間を縫って、台風が見たことのないコースを進もうとしています。房総半島の先端をかすめて、先日の豪雨に見舞われた西日本方向に向かおうとしています。鴨川でも市内全域に午前9時に「避難準備、高齢者等避難開始」が消防から発令されました。


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朝、出勤直後の病院前、東条海岸。私も時々釣りに行く浜です。通勤途中も、時々パラパラと降るものの、青空も見えて「あれ、意外に大丈夫じゃね?」なんて、甘い期待を抱いていたら・・・


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16:16、外来が終わって、病棟の診察をして、自分の部屋に戻って一休み、と窓の外を見ると、こんな感じ。手前のヘリポートの吹き流しが暴れ始めています。
やっぱり、来たかぁ、なんて思っていたら・・・


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16:52、大分波が高くなってきました。波の足が長くなってきています。絶対に海に近づいちゃだめだよ!本当に天気予報の言ったとおりになってきました。そりゃそうだよね、今どき、人工衛星で宇宙から雲を見てるんだから。


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17:56、今日は大潮、ちょうど今が満潮です。砂浜いっぱいに波が上がってきています。海が沸騰しています。吹き流しは飛んでいきそうなほど大暴れしています。


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上がってきた波が、浜を埋め尽くし、護岸にぶち当たっています。流れ込んでいる小さな川を逆流しそうな勢いです。この写真の角度では入らないのですが、左下方向はヘリポート。直下に波が迫っています。こんな時、「様子を見に行く」なんてことは絶対にしてはダメです。
神様はいったい何に怒っているんだろうか? 我々はこの自然の力の前で全く無力です。危ない時は逃げる、逃げて天の怒りが鎮まるのを待つ。できることはそれだけ。大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍