来客がいっぱい

周産期新生児学会のため先週に引き続いて拘束の古澤です。当科の若い先生も演題を出してくれています。良い発表ができたかな。
西日本の記録的な豪雨で被災した方々には心からお見舞いを申し上げます。鴨川は、本当に申し訳がないくらい平和なのですが、昨日は千葉県東方沖を震源とするやや大きな地震もあり、目立った被害こそないものの、常に防災、減災を意識して日々暮らさねばならないと気を引き締める今日この頃です。
暑いです。本当に。まだ7月初旬ですが、この夏は本当に先が思いやられます。


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先日の記事で何者かが畑を荒らしている、という話を書きました。トマトに関しては、ネットを張ったことが抑止力になったのか、被害が減ったのですが、なんと、別なところに被害が出てしまいました。スイカは本当は大玉なのですが、まだ小玉スイカくらいの大きさのうちにやられてしましました。以前にもやられたことはあるのですが、いつも取り時になってからやられるので、まだ大丈夫だろうと、まだ対策をしていませんでした。まだ赤くないので甘くなかったのでしょう、少し突いただけで止めています。(だったら、1個で未熟なことに気づいてくれよぉ...)あと3個しか残っていません。食べ方からは恐らくカラスでしょう。
それよりももっと心配なのはトウモロコシ。見ての通り、人間が食べた後のようにきれいに皮をむいて芯だけ残しています。これはいよいよ「奴」の仕業か?これ以外にも中途半端にかじって捨てたのが3本、皮だけ少しめくったり、茎に付けたまま少しだけかじったのも数本。仕方ないのでまだ小さめのも含め、早めに収穫せざるを得なくなってしまった。無力さを思い知らされ空しくなる瞬間。少なくとも正体だけは見極めようと、Amazonで秘密兵器を注文した。詳細はまた今度。


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もし、「奴」なら意味ないかもしれないが残りのスイカは網と籠で囲ってみた。子供たちもすっかり落胆。本当に悔しい。


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敵は鳥や動物だけではありません。実は最も被害が多いのは虫です。トマトの根元にウサギの糞のようなコロコロした糞がいっぱい落ちていたら必ずこいつがいます。「羊たちの沈黙」という映画をご存知でしょうか?少し昔の映画ですが、この映画でキーになるメンガタスズメという蛾がいるんですが、実はこれがその幼虫です。成虫は背中にドクロ模様があります。苦手な人には「閲覧注意」って感じですがパステルカラーで何とも凄い色です。毒はありません。でも、私も、さすがに素手で触るのはちょっと・・・。結局、7匹見つけました。つぶすのも気持ち悪いので「炎天下のコンクリートの上に放置」の刑にしました。頑張れば逃げられるかもしれないし、諦めたら干からびるし、鳥に見つかれば食べられるし・・・。


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なんか、いい匂いがするな、と思ったらキンカンの花が満開になっていました。ブンブン音もするのでよく見るとミツバチがいっぱい。これはニホンミツバチ。すぐ上にいるハラビロカマキリの幼虫君にはちょっと相手がでかすぎ。この瞬間を撮るために炎天下で30分近くカメラを構えて立っていました・・・。


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セイヨウミツバチも混じっていました。縞の感じが違うでしょう?こちらの方が少し大きめです。普段私たちが食べている蜂蜜はほぼこっちの蜂蜜でしょう。


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子供の頃はカブトムシやクワガタを取りたくて、夏休みは毎日のように夜中に起きて近くの山に入っていました。あぁ、庭に虫を呼べたらなぁ、と、いつも考えていました。夢を叶えるために庭にクヌギの木を植えました。ここ数年、樹液が出るようになり、この通り、夢が叶いました。庭にはカブトムシの小屋もありますが、最近はあまり捕らずにそのまま観察するだけになりました。近所の子供を呼んであげることもあります。樹液が出るようになる前は房スカの街灯に捕りにいったり、庭に500wの水銀灯でライトトラップを仕掛けたり、色々やりました。でもやっぱり、子供としては樹液にたかる虫を捕るのが楽しいんだよね。そのうち、昆虫図鑑の写真にあるような光景を見ることができるでしょう。


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深夜勤務は拘束なので病院の目の前に行きました。ジャンプ一発、かかったスズキが針から外れた瞬間。「ヘタクソ!バーカ!」って言いながら波間に消えてゆきました。くそっ、いつか刺身にしてやる!

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍