初期研修医:堀医師が2ヶ月間の産婦人科研修を終了

2018年5月から6月まで、当院初期研修医産婦人科プログラムの堀医師が2ヶ月間の産婦人科研修を終了しました。
2ヶ月間、臨床にひたむきに向き合うだけでなく、1ヶ月をともに過ごしたブラジルからの留学生に積極的にかかわりをもってあげようとする優しさがあり、我々スタッフも大いに助けられました。そんな彼は来年度は地元かつ出身大学に戻る予定です。ぜひ新しい環境でもその積極性が光ることは間違いないでしょう。我々、亀田総合病院産婦人科ももちろん応援していますし、今後の活躍を祈念します。
産婦人科2ヶ月間の研修を終えてメッセージを頂きましたのでぜひご一読ください。


初めまして。
亀田総合病院 初期研修医2年目の堀洋暢(ほりひろのぶ)といいます。
今日は産婦人科での研修についてお話ししようと思います。

・研修について
産婦人科の研修では産科と婦人科症例を万遍なく経験することができます。
産科では正常妊娠はもちろん、ハイリスク妊娠症例も数多く経験する機会があります。
婦人科では、開腹手術・内視鏡手術などが毎日行われ症例数には事欠きません。
希望すれば、上級医と相談して産科の割合を多くしたり、婦人科疾患を多くみることも可能です。
研修医の1日は朝のカンファで始まり、前日にfirst touchでとった患者は研修医が発表します。上級医から発表前や発表後にその症例に対してやプレゼンに対するアドバイスをして頂き、とても良い学びの場となっています。
Up to dateや最新の論文をベースにした上級医の治療は、説得力があるもので、先生と行動を共にしたり、討論をするだけでとても勉強になります。
手術に入ると、どういう意図があってこの処置をしているのかと丁寧に教えて頂き、きちんと勉強と練習を行ってくれば、手術でもできる範囲が広がり、とてもやる気にさせてくれる研修となっています。

・学会発表の機会について
希望すれば、学会発表の機会があります。
学会発表までには上級医と何度も打ち合わせを行います。最初は8割9割直されてしまい、へこんでしまいそうになりますが、最後までしっかりと面倒を見て頂き、後輩達への愛に溢れた科だと感じています。発表自体はとても緊張しましたが、上級医との議論はとても勉強になる経験ですし、疾患に対しての知識や発表のやり方など多くのことを学ぶ機会になります。

・同期・同僚について
とても個性的で目標を持っている医師達ばかりで、毎日刺激を受けます。
仕事は夜遅くまである日も多いですが、同期や同僚と仕事やプライベートのたわいない話をするだけで疲れが飛んでいきますし、また仕事終わりに勢いでディズニーランドに行ったりすることもあり、仲の良さは折り紙付きです。
人との繋がりを大切にできる研修です。
恐らくここで苦労を分かち合った同期・先輩・後輩とは一生の中になることでしょう。

・環境について
鴨川での生活はすぐそばに海と山があり、疲れた時や仕事が終わらない時などはふと窓の外を見て癒されています。
自然に囲まれていますので、やはり同期はゴルフやサーフィンなどのスポーツにハマる人が多いです。また近くにある寿司屋さんはどれも美味しく、しかも安くて、研修医にとってはとてもありがたい存在です。
真面目な話をすると、病院が多くある都市部と違い、周囲に亀田規模の病院はありません。この地域の医療で当院が果たす役目はとても大きいものです。地域に根付いた医療を行えてかつ、高度な医療も経験できるのが当院の強みだと思います。

・最後に
当院は産婦人科医師を募集しております。
東京駅や浜松町駅から直通のバスが1時間に2本程度出ています。見学での出会いがあなたの人生を左右するものになるかもしれません。もし興味があって迷っている方は、ぜひ一度見学に来てください。これを見たらすぐに連絡して見ましょう。
ほとんど行く病院が決まっていた中で、社会科見学のつもりで来てみたら、教育的な風土がとても好きになり、地元に帰ってすぐに募集要項に書き込んで送ったという人もいます。私です。
まずは見学から是非気軽にきてみてください。
お会いできることを心待ちにしております。

亀田総合病院初期研修医2年 堀 洋暢(写真 画面左)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍