もういくつ寝ると・・・

寒いです。今朝は通勤時に私の家のあたりは気温が氷点下2℃でした。病院のあたりは海に近いのでもう少し気温が高いのですがそれでも0℃位だったのではないでしょうか。毎朝車のフロントガラスの氷を取らないと走り出せません。これがまだ1か月は続くのかと思うとちょっと憂鬱な古澤です。そうはいっても暖かい房総ですので本当に寒いのもあとひと月くらいでしょうか。


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この辺りでは水仙がもう咲き始めています。白と黄色の普通の日本水仙もきれいですが、時々混じっているこの真っ白な水仙もなかなかきれいです。


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風は冷たいですが、本当に良い天気です。山の上にそびえたつのはこの秋に完成したパークウェルステイト鴨川という施設です。
早いものでもうすぐ2021年も終わります。当周産期センターもお陰様で大きな事故もなく、無事に一年を終えられそうです。


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K棟3階MFICUケアステーションです。若手医師のみんな、スタッフの皆さん、1年間お疲れ様でした。また来年も頼むよ!


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LDRが奥に向かい6床、産科専用手術室も備えています。
ご承知の通りの少子化、少産化はここでもご多聞に漏れず、年々分娩数は減少傾向になっています。特にここ2年はコロナ禍による「産み控え」もありそうですね。私達周産期センターとしては「アフターコロナ」あるいは「ウイズコロナ」を見据えてより質の高い周産期医療サービスを考えていかなければなりません。


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K棟3階のラウンジ。暖かい日差しが挿しこんで窓際はポカポカです。
以前は分娩待機中のご家族や、入院患者さんとの面会でにぎわっていたのですが現在、原則として面会が禁止になっているため静かです。


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ラウンジ横にはキッズルーム。弟や妹の誕生を待つ子供たちがおもちゃを散らかしていましたが、すっかり片付いたままです。
亀田では分娩の立ち会いは12月から既定の健康チェックをクリアしていれば可能になっています。クリニックの妊婦健診も家族の同伴が可能になりました。少しずつ以前の日常を取り戻しつつあります。来年は分娩数がグッと増えるといいな。


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亀田総合病院は日本専門医機構の産科婦人科プログラム基幹施設です。当科所属の専攻医1年生、2年生合わせて7名の内、現在3名が院外研修に出ており、年明けにはまた入れ替えがあります。先日、石川県の恵寿総合病院で研修中の佐藤先生とチャットで面談しました。佐藤先生は4月から院外研修で鴨川を離れており長崎医療センター、名瀬徳洲会病院(奄美大島)、そして恵寿総合病院と1年間かけて研修しています。亀田での研修と合わせると1次から3次まで、様々な施設での産科婦人科医療を学ぶことができます。彼女は亀田で学んだ周産期医療と、1次施設、2次施設での周産期医療の違いに戸惑っているとのことでした。いいんです、今はそれで。外に出ているうちは大いに悩んでください。勿論、医療としてエビデンスというものはありますが、その土地その土地にあった医療提供体制はあるわけです。時にはエビデンスから少し外れることもあると思いますが「なぜそこではそうやっているのか?」をいつか理解できるようになってください。


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今年も1年、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を!

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍