七里の香り

なんだか、急に秋が深まった気がします。朝晩も随分涼しくなって一日の寒暖差が大きいですね。毎日、何を着ていこうか悩んでしまう古澤です。もっとも、元々着るものには無頓着なので、長そでのシャツを1枚羽織るか羽織らないか程度のことですが。


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もう、今年も鴨川七里の季節になってしまいました。特産の晩生の枝豆です。通常の枝豆は夏が旬ですが鴨川七里は秋が深まると旬を迎えます。あちらこちらでこののぼりが見られます。鴨川に来ないと手に入りませんが、香りが強くて美味しい枝豆ですので機会があれば是非食べてみて下さい。毎年春にJAで市内の畑のオーナー制度の受付をしています。


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鴨川七里は地域の特産として大切に守られているので一般には種が手に入らないので私は作っていませんが、私の畑では落花生が収穫期に入りました。今日の作業が終ったらビールのつまみにしようと一部掘り上げました。


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掘りたての新鮮な落花生は茹でピーが美味しいです。ホクホクしてほんのり甘くてこの時期にしか食べられない味です。仕事しながら茹でていたら、ちょっとだけ茹ですぎてしまった・・・。


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涼しくなってきたので冬物、春物の種まきや植え付けが忙しくなってきました。植物の生育は暖かければよいというものではなく、寒さの刺激が必要なものもあります。また冬の寒い時期に大きく成長してしまっているとかえって寒さで弱ってしまうので小さいまま冬を越した方が良いものもあります。鴨川は比較的安定した気候ですが、その年ごとの多少の変動もあるのでなかなか難しいです。その時々の成長に合わせた刺激を与えたり、環境の調整を行う、医師の教育も同じだな。
夏野菜を全部片づけして、ニンニクを植え付けて、もうすぐ出回る玉ネギを植える区画を耕して、苗づくりを始めたソラマメを植える区画を耕して・・・。連作にならないように数年前までどこに何を植えたか思い出しながら作業します。時々、以前にどこに何を植えたか分からなくなるとこのブログの過去の記事を引っ張り出して確認したりして。


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ソラマメの種を蒔いて苗を作ります。畑に直に、蒔いても良いのですが何しろ敵が多いので・・・。芽が出る前に食べられてしまう恐れがあるので苗を作ってから植えます。豆が大きいだけにソラマメは種が高いんだよね。


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今日は里芋とショウガの収穫もしました。里芋はまあまあ位の出来でしたが、今年は思いのほかショウガの出来がよかったな。ショウガは乾燥に弱いので同じように水が好きな里芋の隣で里芋の葉の陰になるように植えました。今年は奮発して高い種ショウガを買ったので夏場はいつも以上に水やりを頻繁にしてみました。なんでもそうだね、手をかければその分良く育つもんだ。若手医師の教育も手をかければかけるだけ立派に育ってくれると信じたいね。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍