分娩検討会開催しました!

こんにちは。だんだん過ごしやすい気候になってきましたね。後期研修が始まって早くも半年が経とうとしていることに驚きを隠せない、専攻医1年目の細川です。

本日は、先日開催された分娩検討会についてご紹介したいと思います。分娩検討会は、病棟で経験したハイリスク分娩の経験をもとに、症例の振り返りや対処法に関する勉強を助産師さんと合同で行うもので、2-3ヶ月ごとに開催しています。

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今回の分娩検討会のテーマは『肩甲難産』でした。肩甲難産とは、児頭の娩出後に、後続肩甲が通常の娩出介助法で娩出されないもので、娩出までの時間が児の予後に影響するため、迅速な対応が求められます。
今回の分娩検討会では、はじめに講義形式で肩甲難産の一般的な知識を共有した後、チームにわかれて模型を使って腟内手技の練習を行いました。模型ではありますがお母さんの会陰や赤ちゃんはかなりリアルに感じ、赤ちゃんを無事に娩出できた瞬間はチームで喜びを分かち合いました!

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助産師さんと一緒に分娩検討会を行うことで、知識や技術を共有したり、それぞれの役割分担を再確認することができ、職種間の連携を深めることができたのではないかと感じます。

また、分娩検討会は若手医師と助産師が中心となって企画することが多く、助産師さんとの交流を深めることができることも魅力のひとつだと思いました(^o^)

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写真は、夜な夜な助産師さんと私で腟内手技の練習をしたときの様子です。

今回の分娩検討会のように、日々の診療からたくさんのことを学び成長していけるよう、1年目後半戦も精進していきたいと思います(^^)

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍