第2回KGSTS開催しました!

2021年6月24日木曜日、第2回亀田総合病院産婦人科手術トレーニングセミナー(KGSTS)を開催し、盛会に終了しました(*^-^*)
第2回はオリンパス社協力のもと、ブタ臓器を使用して、ドライラボではなく、セミウェットな環境でより実際に近い感触を再現したトレーニングを行いました。臓器は胃や頸動脈周囲を用いているため、我々が相手にしている子宮や卵巣とは違いますが、実際の子宮全摘術時の膀胱剥離に見立ててブタの胃とその周囲組織の剥離操作をやってみる、子宮動脈と見立てて頸動脈を剥離し、結紮する操作をやってみる、腟壁縫合と見立てて胃の粘膜を縫合する、など工夫次第では十分実際の手術の応用になるようなトレーニングができました(*'▽') もちろん初心者のために通常の腹腔鏡用のドライラボも用意して頂きました!
さらに、今回は産婦人科ローテート中の研修医に加えて、他科ローテート中の外科系志望の研修医や泌尿器科の先生方にもご参加いただきました!これからも学年や科の垣根を超えた誰でも気軽に参加できるセミナーを目指したいと思います。
 
 ↓実際の様子はコチラ

腹腔鏡に触れる研修医たち
オリンパス社の協力もあり、今回はなんと超音波凝固メスのソニックビート、そしてベッセルシーリングシステムも兼ね備えたサンダービートが使い放題
セミウェットだからこそこれらのデバイスを実際に使用できます。

post264_1.jpg

研修医、ドライラボでの縫合・結紮に初挑戦!

post264_2.jpg

こんな感じでブタの胃を使って子宮全摘後の腟壁縫合に近いトレーニングができます。

post264_3.jpg

今度は別の部位を使って剥離練習!

post264_4.jpg

今回のセミナーには、世界から立ち仕事のつらさをなくす!アシストスーツ「archelis(アルケリス)」が登場!実際に装着する金本DR!初めてなので手伝ってもらっていますが、1回つければ誰でも1人で装着可能になります。

post264_5.jpg

どうやらフィットしてますね、、、実はこれ、立っているように見えて座っているんです!
さらにすごいのはこのまま歩くことができます。

post264_6.jpg

古澤DRもアルケリスを使って座りながら指導!これで腰痛解消!?

post264_7.jpg

という感じで第2回も大変盛り上がりました〜
第3回は8月中に予定しています。決まり次第詳細をお伝えしますのでお楽しみに〜(*'▽')

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍