海の日かぁ・・・

雨も終盤を迎え梅雨明けもすぐそこまで来ているのかな。不安定な天気が続いています。今日は海の日、明日はスポーツの日。本来なら明日はオリンピックの開会式。 連休を楽しみにしていた人も多かったんじゃないでしょうか?
作物を一通り囲い終わって猿との戦いに一段落の古澤です。 周りからは猿の声がしょっちゅう聞こえてきます。 トウモロコシを全滅させて以後、うちの畑にはもう獲るものが無いと知ったのか、最近は猿が畑に入ってこなくなりました。


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タマムシです。 高いところを飛ぶので捕まえるのが難しいんですが風に煽られて目の前にふらふらと落ちてきました。あまりいい言葉じゃないですけど玉虫色なんて言葉があります。青でも赤でも緑でも、見方によっていかようにも取れる、という曖昧な意味です。玉虫の羽は構造色と言って色素はありません。光の反射の仕方が違う薄い膜様の構造が20層も重なっていて、見る角度によってこのような美しい虹色に見えます。ですから玉虫は死んでも色があせません。このような構造色はタマムシの他、クジャクやカワセミの羽や、アマゾンにいる世界一美しい蝶と言われるモルフォ蝶など、自然界には結構あります。バイオミメティクス(生物模倣)でこのような構造色を用いた色あせない線維や、食器などの金属の着色に応用されています。


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裏から見ても凄い色です。


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ずっと前から子供達にせがまれていたブランコを作っちゃいました。クヌギの木がだいぶ大きくなってきてぶら下がってもビクともしなくなってきたので勢いで2個作ってしまいました。でも時が経つのって早いね。気がつけば長男は部活の寮に入って家を出てしまい、長女も小学校高学年、もうそんなにブランコで遊ぶ歳でもなくなってしまいました。じゃあ誰のために作ったのかって? いいのいいの 私が畑仕事の休憩とか、ビール片手の夕涼みに使うから。


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早速、こんな感じで。蚊取り線香は必需品です。


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新しい鎌を買いました 。今まで使ったことのない鋸刃の鎌。これが気持ちいいくらいサクサク切れます。 今まで私は雑草は根っこから取った方がいいんだと思っていました ところがある農家の人がやっている YouTube の動画を見ていたら、草は根っこを残して刈り取った方が良いんだそうです。根っこを残したら雑草がまたすぐ生えてきそうですが、成長点という部位よりも下で切れば雑草は生えてこないそうです。なるほど。残った根っこはそのうち腐るんですが、根っこがあった部分が細いトンネルになって、空気を土の中に取り入れてくれます。根っこを残すことで土が柔らかくふかふかになるんだそうです。この鎌だと歯を当てた自分の切りたいところでサクッと切れます。


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一口に鎌といってもいろいろな形があって、それぞれに特徴があります。今回新しく買ったのは左から2番目。今までは右から2番目の鎌がお気に入りでした。この鎌は地表から2cm位深い所に食い込んで根から刈り取ることができます。一番右は三角ホーといって立ったまま草を削る鎌です。鎌も刃物。日常生活でも畑仕事でも、そして医療でも刃物を使う場面は沢山あります。それぞれの特性を理解して使い分けることが大事です。最近始めた動画「考える手術」で近々、切る、切れる仕組みについて解説する予定です。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍