第34回 日本女性医学会学術集会

11月2-3日に福岡で開催された第34回日本女性医学会に松浦と初期研修医の李ちゃんが参加してきました(・∀・) 実は当科には日本女性医学会認定女性ヘルスケア専門医が2名在籍しています。関連の京橋クリニック、関連科である生殖医療科を含めると4名、来年度はさらに増加の予定です。ぜひ皆さん、ともに女性ヘルスケアにも力を入れていきましょう!
ということで、今回初期研修医で産婦人科志望、将来は先日ブログでもご紹介した世界を股にかけたGLOBALな産婦人科医を志す李ちゃんに、なんと筆頭演者で発表してもらうため福岡に飛びました(*^-^*)(決しておいしい食べ物がメインではありません・・・)
女性医学会の前身は更年期医学会ですが、思春期、成熟期、閉経期も含めて内分泌疾患、感染症、炎症性疾患、最近では骨盤臓器脱、女性泌尿器疾患、さらに女性アスリートを支援するスポーツ医学、性暴力、性教育など多岐にわたる分野を網羅する学会になっています。学術講演会としては今回は特に性暴力や女性アスリート支援なども専門的に学べる内容になっていました。会場には託児所だけでなく、小さい子供を連れてきたママさんドクター用の休憩所、キッズルームも準備されていて、育児をこなしながら働き、学会にも参加したいというママさんドクターにとってもやさしい学会だったのが印象的でした。

今回当科からは若年者で特にリスクがなかったにも関わらず、低用量ピルの使用によって肺塞栓症を来たした症例をまとめて報告をしました。

以下李先生からの感想と今回の2泊3日福岡の旅です。

〜亀田総合病院初期研修医2年目 李 美慧先生より〜
第34回日本女性医学学会学術集会でポスター発表をさせて頂きました。テーマは低用量ピル(LEP)内服患者における肺塞栓症(PE)の発症予測にDダイマー計測の有益性が示唆された2症例についてです。避妊や月経困難症に対して広く使われているOC/LEPですが、重篤な副作用でありながら早期発見は未だ難しいとされる肺塞栓症。特に開業されている先生にとっては、PEが疑われても下肢静脈エコーや造影CTはすぐに施行できるものではなく、いかに早期発見・治療介入するかは本当に難しい問題だということも今回の学会で知りました。

それはさておき、自分が作製したポスター、考察を知らない誰か・先生方にもまじまじと読んで頂けるのは嬉しいものですね。中にはポスターの写真を撮影して帰ってくださる方も数名おり、嬉しいと同時に感想が気になりました!

学術集会ということですが、今回発表指導をしてくださった松浦先生、再会できた江夏先生、堀先生ともつ鍋、水炊き、博多ラーメンなどなど福岡の食も堪能し、よく学びよく食べた2日間でした笑大満足でした!!

 
初日、福岡に着陸して30分後に食べた一藤のもつ鍋!周りが盛り上がっていてちょっと困った小声の2人ですが、頑張って声をはりながらの会話と福岡名物を楽しみました。

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でかすぎる会場のホテル、ヒルトン福岡シーホーク!!!

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お菓子をもらうのも忘れずに・・・今回はめんべいと博多の女

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夜は当科シニアレジデントOBで現在は亀田を凌ぐ超豪華病院・ももち浜福岡山王病院産婦人科で働く江夏悠介先生(右から二番目)と今年亀田レジデントを卒業し現在は久留米大学産婦人科学教室助教の堀洋暢先生(一番右)と水炊きと和食のコースを堪能(*´▽`*)

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そして中洲の屋台でラーメン、3次会に生き残った2人、お腹いっぱい・・・

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もちろん、ちゃんと発表もしてますよー!!応援に来てくれた堀先生とパチリ(*^-^*)

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やっぱり福岡は最高です(*^-^*)次はいつ来れるかなー

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍