産婦人科ローテート 〜盛り上がった9月〜

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↑の写真、夕日の光がかかった病院もなかなかカッコいい!
いよいよ10月になり、当院に小池医師(左から2番目)と金本医師(一番右)が、連携施設での研修を終えて戻ってきてくれました(*^-^*)小池医師は旭中央病院で、そして金本医師は船橋中央病院、昭和大学病院でそれぞれ研鑽を積み、一段と逞しくなって帰ってきてくれました〜!
そして9月は産婦人科医志望の李先生(左から3番目)、家庭医プログラム(https://www.kameda-resident.jp/senior/program/internal07.html)の濱田先生(一番左)、そして北京大学の学生神原くん(右から3番目)が産婦人科をローテートしてくれました。3人とも産婦人科特有の外来や手術、そして分娩としっかり経験できたと思います(・∀・) 神原くんは外科と産婦人科を考えてくれているようです。今度お会いしたときは一緒に働いている!?のでしょうか!楽しみですね〜(・∀・) 濱田先生には家庭医としてのspecialtyを活かした婦人科癌患者さんのヘルスメンテナンス、退院後の生活支援、リハビリ、在宅医療への調整など、たくさん助けて頂きました。李先生は初期研修医として最後に発表をしていただきました。お題は『アメリカとフィリピンの産婦人科研修』、それぞれの国で全く違った産婦人科医療を経験し、異なった現状から感じたこと、そして今後の夢、目標について熱く語っていただきました!
(以下はその一部です。)

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まずはアメリカ編!
オハイオ州のKettering Medical Centerで2週間研修したそうです。

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子宮を手術で切除することに日本ほどマイナスなイメージはもっていないようですね。当院は適応が厳格なだけに少し考えさせられました。分娩だけでなくロボットやラパロの手術はなんと翌日退院だそうです( ゚Д゚) 帝王切開でも3日目・・・さすがアメリカですね!でも確かに日本はちょっと長すぎるような気がします。

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続いてフィリピン編!
アメリカや日本といった先進国とは違い、貧しい人たちの苦悩とともに、フィリピンで開業されている助産師さんに密着し、

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なんと1500gで生まれてもそのまま退院!日本ではもちろんNICU入院ですが、、意外と母親に抱かれていると大丈夫なようです。

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ゴミ山で暮らす兄弟・・・本当にこんな子たちがいるんだと・・胸に突き刺さるものがあります。

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李先生は来年度、海外で公衆衛生を学ぶことを考えているようです。一般人の我々では到底真似できないことです。ぜひその情熱でもってGlobalに活躍してくれることを期待しています。世界中のより多くの困窮している人々のために貢献してくれることでしょう。心から応援しています!(^^)!

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍