明日は明けるかな?

令和初の台風上陸でした。西日本では大雨の被害もあったようですが、相変わらず、鴨川は申し訳ないくらい平和でした。土曜日は叩きつけるように降ったかと思うと、数分後には弱まって、空を見れば雨雲の隙間に青空がのぞいて・・・。台風は上陸後、熱帯低気圧に変わり、今日は朝方まで雨が断続的に降っていましたが日中は晴れてきました。風も畑の被害が出るほどにはならず、ほっと一息ついている古澤です。

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今日のニュースで「東海地方では梅雨明けした模様」と報じていました。「...した模様」です。した模様って、なんだよ?と思ってしまいますが、近年、報道でも言葉選びが慎重になっているんだそうです。7月24日の読売新聞の編集手帳にあったのですが、梅雨時期の観測値が揃うのは9月になってからだそうで、実際にいつが梅雨明けだったのかを正確に判断できるのは秋になってからなのだそうです。2001年には秋になってから関東の梅雨明けが10日も繰り上げられる、という事態が生じたんです。我々も「・・と、考えられた」とか「・・は否定できない」などと、日常会話だったら、イラっとするようなあいまいな語尾をよく使いますね。かつての「梅雨明け宣言」のような明快な語尾で断言することが難しい時代なんですね。
関東も明日には「梅雨明けした模様」と発表される可能性が否定できないと考えられます。

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暑くなってきました。平田君は変わらずにヤナギの木に住み着いていますが、クヌギには今年もカブトムシやノコギリクワガタが来るようになりました。ほとんど毎晩、外に出ればこいつらに会えるというのは子供の頃にあこがれていた状況です。

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ところが、朝になると、胸から下がなくなったカブトやクワガタがそこいら中に散乱しています。恐らくはカラスの仕業です。このカブトは上半身だけなのにまだ足を動かしていました。おいしいのかねぇ?犯行現場(?)は見ていないので、今度、悦子を仕掛けてみましょうか。

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変わった花でしょう?ほおずきの花です。花の根元にそれっぽいものがあるでしょう?ナス科の植物です。ほおずきって。漢字では「鬼灯」または「酸漿」と書くそうです。知りませんでした。鬼は亡くなった人、お盆の時期に魂を導く灯。酸漿は漢方の酸漿根(さんしょうこん)。アルカロイドを含み消炎作用があるそうですが、なんと、子宮収縮作用をもち、江戸時代には堕胎薬として用いられていたとか。ほんとうかい?と思ってしまいますが、妊婦さんはあまり触らない方が良いのかもしれません。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍