速報 技術認定合格!

post157_1.jpg

梅雨本番、日本各地で豪雨の被害が報告されています。また、昨年の西日本豪雨からちょうど一年を迎えます。現在も多くの片が避難生活を余儀なくされているとのこと、被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げるとともに、一にも早い復旧をお祈りいたします。

寝当直明け。今朝の病院前の空です。昨日は、鴨川も時折バケツをひっくり返したような土砂降りでしたが今朝は雲の隙間から青空も見えます。ムシムシと体調管理の難しい季節になってきました。病院にいてもついつい、海の様子が気になってしまう古澤です。


post157_2.jpg

ご報告です。
本年の日本産科婦人科内視鏡学会技術認定審査に当科の松浦医師が合格いたしました!(まだ、認定証は届いていないので写真は私の認定証です)
日本産科婦人科学会技術認定制度は2003年に他の外科領域に先駆けて発足しました。当科では私、古澤が2008年に取得して以降、なかなか挑戦するチャンスがありませんでしたが、今回、松浦が初めて審査に挑戦することができました。技術認定は書類審査とビデオ審査の二本立てとなっており、書類審査では手術症例のリストの他に学会発表、論文執筆、研修会参加などが審査されます。書類審査に通るとビデオ審査があり、実際の手術の無編集ビデオを2名の審査員によって審査します。細かな25の審査項目と総合評価で満点は60点、36点以上で合格となります。結構な難関です。
まだ、採点表が届いていないので、余裕の合格か、ギリギリの合格かはわかりませんが、まずは「合格」を勝ち取ったことを評価したいと思います。
技術認定制度は「手術がうまいかどうか」を判定するのではなく「手術が安全に行える技量、知識があるかどうか」を判定するものです。松浦の努力を高く評価することは勿論ですが、当科の手術が安全な手術であると学会により認められたこと、そして我々の手術教育の成果が認められたことが本当にうれしいことです。
今回技術認定を取得した松浦にはこれからも奢ることなく、安全で確実な手術を心がけるとともに後進の指導を期待します。(サルは襲撃してくるし、畑が忙しいんです。早く、私に楽させて頂戴・・・)

また、今回の快挙は、私達を信頼し、手術の機会を与えてくれた沢山の患者さまのおかげです。これからも、亀田総合病院産婦人科は一人でも多くの患者さまのご期待に沿えるよう努力を重ねていきます。


post157_3.jpg

研修医の皆さん、医学生の皆さん、亀田の産婦人科は内視鏡部門の他、周産期、婦人科腫瘍、女性医学、生殖医学など様々な領域の指導医が揃っており、各部門で診療、教育、学術などの実績を上げております。是非見学にいらしてください。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍